column院長コラム
乳癌学会参加
先週、京都で行われた乳癌学会総会に参加してきました。
水曜の午後と木曜の午前を休診にしたため、ご迷惑をおかけしました。
日本乳癌学会は、1964年に発足し、以降一年に一回の総会を行い乳癌についての発表や会議を行っています。
総会というのは学会の主催する発表会のようなもので、この会で病院や研究所からの新しい知見が発表されたり企業からの新しい機器の紹介がなされたりします。乳癌学会のほかにも、外科学会、日本臨床外科学会、癌学会、癌治療学会などなど、数え切れない学会がそれぞれ学術総会を行っていますが、乳癌に関するもっとも大きな学会は乳癌学会で、もっとも大きな学術総会は乳癌学会学術総会ということになります。
乳癌学会学術総会は、他の学会の会議にくらべ、乳癌を専門とする医師のみならず看護師、技師、患者さんたちも発表や聴講で積極的に参加している学会です。
乳癌について知りたい、学びたい、治したい、という熱い思いの人たちが5000人以上集まり、3日間の会期を朝から夕方の遅い時間まで会場で過ごし、学びます。同じホテルのロビーなどで、偶然顔見知りの先生や看護師さんに会うこともあり、面白いです。
わたしも、研修医だった10年ほど前の、お台場で行われた乳癌学会を皮切りに毎年出席し発表をおこなってきました。最初に出席したときは難しくてよくわからなかったことも徐々にわかるようになり、知り合いも増え、どんどん楽しくなっていきました。
今回は、発表もない参加のみでしたが、様々なセッションに参加したり以前の病院の先生方と話したりと有意義な学会でした。
また、私のクリニックからも看護師と技師が一人ずつ参加し、初めての乳癌学会で大いに勉強してきてくれました。やる気、元気、勇気をもらったみたいです。
これからもみんなで気持ちを新たにして、診療していきます!