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ブログ

超音波検査のこと

2020年3月30日

ご無沙汰しています。
しばらくブログを更新していませんでした。
新型肺炎が怖いですが、パニックにならず、できることをできるだけしていきましょう。
私たちに今できるのは、てあらい、うがいをおこない、不要不急の外出をさけ、買いだめなどパニックにならないことです。
いつでも思いやりを持ち、今自分の行動が他の誰かのためにどうなるかを考えて行動しましょう。

さて。
超音波検査、すなわちエコーの検査です。
痛みもなく、多くの人にとっては苦痛のない(ごく一部の人にとってはくすぐり刑のように苦痛のようです)検査です。
今のエコーの機械は進歩しており、私が研修医になった頃にくらべると全然見え方が違います。かつてはブラウン管のエコーもまだ多く、ノート型のエコーは見え方が(今のものに比べると)ぼやけていたものです。
当院では、乳腺がよく見える専用機を使っています。
手術をたくさんしてきたわたしにとって、エコーの画像は手術のときにみている組織を思い出しながらおこなうことができます。
(ここの組織はこうなっているから、ここのコントラストがこうなっているのだ)などと、ぼんやりしているように見えるかもしれませんが考えながらエコーをしています。
人によっては、ものすごく見やすい乳腺のかたと、ものすごく見にくい乳腺の方がいらっしゃいます。手術の時も、ものすごく手術のやりやすい方と、そうでない方がいらっしゃいます(エコーで見やすいからといって手術がしやすいというわけではありません)。
例えるなら、新東名のように100キロでていてもまっすぐででこぼこのない、実に走りやすい高速道路のように、スムースで、まざりあっていない乳腺の方はとてもみやすいです。
逆に、中央道のように、曲がりくねっておりところどころに劣化で生じた凹みがある高速道路はしっかりとハンドルを持ち、注意深く運転する必要があります。
運転しない人には例えたほうがわかりにくかったかもしれませんが。。
かかる時間と、集中力の必要さがそれぞれの方で異なります。
というわけで、早く検査がすむ人とそうでない人がいらっしゃいます。
長くかかってしまう方には申し訳ないのですが、どうぞ気長にお待ちください。
また、症状がある、以前なにかいわれたことがある、などのきになることがある場合には特に注意を払います。
原因を探すのに、非常に注意深く見ますので、もしかしたら目からビームが出ているのではと思う時もあります。
例えるなら、土砂降りの中央道、しかも日がくれたところ、向かいのライトが時々眩しい、のように、なっているかもしれません。非常にみにくく、見落とさないように注意深く運転する必要があることもあります。
というわけで、エコーの途中に生返事をすることがあるかもしれませんがどうぞご容赦ください。
注意深く見れば見るほど、また、あなたの乳腺が中央道であればあるほど、寡黙にエコーをすることになります。
私は、一つのことしかできない不器用な人間ですので、テレビに集中すると箸を取り落としたりするような体たらくですので、エコーの時も注意していると話せません。
終わったら説明しますので、気長にお待ちくださいね。
ドライブに行きたくなりました。
肺炎が落ち着いたら、また前のように、皆気兼ねなく外出したいですね。
ただただ願っています。

経過観察って大事です

2019年5月16日

「一生通わないといけないんですか?」
経過観察ですよ、とお話しした方から頂いた質問です。質問というより、(通い続けるのなんて嫌だな。。)と思ってのことかもしれませんね。
もちろん、一生ってことはありません。
どこかの時点で、「検診でいいですよ」と言ってあげたいです。
そもそもどうして経過観察なんてしているのでしょうか。

乳房の中には、乳腺という、授乳するための組織があり、マンモグラフィやエコーで中身を透かして見るのですが、全員が同じように均一で偏りのない乳腺をお持ちなわけではありません。
偏っていたり、厚みが一部だけあったり、それだけでも検診で要精査になってしまうこともあります。
また、以前書きましたが、「嚢胞」というお水の袋があるときも、検診で写ってしまうこともあります。
偏りや、嚢胞程度であればエコーで見て、「大丈夫ですよ、検診つづけてくださいね」と言えるのですが、問題は、もう少し”模様”が強い場合です。
しこりがあったり(腫瘤といいます)、エコーでくろいもやもやに映ったり(低エコー領域といいます)すると、見た感じはカテゴリー2、つまり良性に見えても、それが本当に良性なのかどうかですとか、今後大きくなったりしないかどうかは一回見ただけではわかりません。
良性のしこりでも大きくなって手術が必要になる方もいらっしゃいますし、見た目はすごく良性のように見えても形がとんがっていって、悪性だったということもありうるのです。
ですので、それが良性であることを確実にするためにも、経過観察が必要なんですね。
「そんなまだるっこしいことを言っているくらいなら取ってください」とおっしゃる方もおられますが、それは、”やりすぎ”です。そんなことを始めたら、世の女性の乳房はチーズみたいにみんな穴だらけになってしまいます。
傷がつくことで、その後の検診でも傷が引き連れのように見えて、わかりにくくなってしまうこともあります。
「必要な時に必要な検査を」
できるだけ検査をすくなく、通院回数をすくなくといつも思っています。

納得できないことがあればいつでも質問してくださいね。

気持ちを一つに

2019年4月16日

先日は、一年ぶりに、クリニック内でスタッフとともに写真を撮りました。

1年間同じスタッフでがんばってきましたし、一人もかけずに一周年を迎えました。
みんな、わたしが面接の時に「ぴんときた」方々で、それぞれが一生懸命仕事をしてくれています。
赤ちゃんが得意な人、おばあちゃんとのお話が得意な人、パソコン作業が得意な人、力持ちな人、お花のお世話が得意な人、仕事を完全にきっちりする人、次々とあたらしいアイデアを生み出す人、イントネーションが癒し系な人、いろんな個性がありますが、それぞれの良さをかけあわせて、なんだかあったかいいい雰囲気です。
そんな雰囲気を、来る方々にも感じてリラックスしてほしいなと思います。  
わたしはリラックスして仕事ができています!

写真はそのうちホームページに載りますのでみてくださいねー

一年を振り返って。

2019年1月10日

みなさま、2018年は大変おせわになりました。
人との繋がりを強く感じた一年でした。
開業するにあたり、医療者としての理想や理念とともに、受診する方の気持ちも同様に大切にできるクリニックでありたいとずっとこだわってやってきました。
ほんとうに多くの人にサポートしてもらい、無事2018年を終えることができました。
また、多くの人にクリニックを受診していただけたことは、嬉しいことでした。
「これまで健診いったこともないけど勇気を出して来ました。」という初めて組の方々によって、大きな病院に行くより気軽に受診できるクリニックを目指してよかったと思えましたし、
「がんセンターにいたころからお世話になっていたので来ました」という応援?組の方々によって、顔見知りに会えるのはやはりうれしく、これまでの診療も信頼していただけたと嬉しく思えましたし、
「知り合いがいいと言っていたので来ました」という紹介組の方々によって、知り合いに紹介していただけるようないい感じのクリニックであれたかなと嬉しく思えました。
がんの方も、そうでない方も、みなさんの不安や心配事をサポートできる場でありたいと思っています。
病気の方には、最も良い医療を受けてもらいたいため、病院との連携もしっかり行なっていきます。
正しい医療=もっとも病気の治せる可能性が高い医療=専門医のいるような病院での保険診療です。
今年もさらに乳腺業界の先生方たちとも交流を深め、知識をアップデートしていきます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

一撃必殺

2018年11月5日

乳腺の中に異常を疑うものがあると、それが癌かどうか、調べる必要があります。
様々な検査方法がありますが、その異常を疑う乳腺内のものがどれくらい癌ぽいか、乳房内の場所がどこか、年齢、飲んでいる薬の種類、これまでどのタイミングで検診して来たか、などの違いで検査方法がかわって来ます。
どのやり方を選ぶか、いつするか。
乳腺科医の得意とする、重要な仕事です。

経過観察;その名の通り、三ヶ月後や半年後にもう一度同じ検査をして、乳房内の影が変化ないかを観察します。
 変化がなければ良性であったと安心感がつよまりますし、もし変化があれば次の検査にと進みます。
 全ての人が針を刺す検査を必要とするわけではありません。
 経過観察も重要な検査ですので、忘れずにまた来てくださいね。

細胞診;細い針(採血で使う針と同じくらい)を刺して、細胞を少し吸いとります。
 よいところは、痛みも少なく痕も残りません。わるいところは、情報が少なく、診断が難しい時があります。
針生検;局所麻酔(注射の麻酔薬)してから、一回り太い針を用いてシャープペンシルの芯くらいの太さの組織を取ります。
 よいところは、そんなに時間がかからず行えます。情報はしっかりあります。わるいところは、細胞診より少しお値段が高いところと、わずかに痕が残るところです。
マンモトーム生検;局所麻酔をしてから、さらに太い組織を多く取れます。
 よいところは、すばらしく情報が多く、しっかりと診断がつけられます。悪いところは、お値段が高いところです。わずかに痕が残るのは針生検と同程度です。

私はがんセンターで検査隊長として1年間検査し続けましたので、「ただ組織をとればいい」というのが間違いであることを知っています。
「もし癌であるならこのような治療が必要になるであろうからそれを邪魔しないようば場所から穿刺し、さらにしこりのこの部位がもっともがん細胞がいるであろうからそこを狙う」
乳腺医として診断から手術を含む治療をたくさんしてきましたので、いろいろなことを想定しながら検査をすることができます。

一撃必殺
細胞診は数ミリ程度あれば穿刺することが可能です。小さくて難しいということはありません。
組織診の時は、傷は最も目立たない位置かつ、もし癌であっても手術を邪魔しない部位から、そして万が一、再建手術になることがあっても形成外科の先生を悩ませない位置から、針を穿刺します。
皮膚に小さめの傷をつけるのですが、これも、皮膚の向き(皮膚割線といいます)を考えつつ、針ぎりぎりの大きさでお傷をつけます。
うまくしこりに刺せなかったからといっていくつも傷をつけるのは言語道断です。
また、できるだけ検査を受けられる方が不安なく痛みなく受けられるようにもしています。
幸い、「痛くなかったです」と言っていただけることが多く安心しますが、かなりみなさん不安ですよね、検査受ける時って。。
これからも痛くない検査ができるよう努力してまいります。

どうしてこの検査をするか、きちんと説明しますので遠慮なくどうぞ!

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