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嚢胞 のう胞 cyst 水たまり 水泡

2018年8月20日

よく、「検診で経過観察になって心配なんです!」と駆け込んでくる方がいらっしゃいます。

内容を読んでみると、経過観察(1年後)になっているのに不安になって検診結果が来てすぐに受診されてしまうことがあります。

検診結果が郵送でくると、説明してもらえないし、内容がよくわからないと不安ですよね。
C:経過観察です。乳腺囊胞疑い、乳腺腫瘤疑い。

なんて書いてあるとCってなに?!何が悪いの?嚢胞って?!心臓とびでそうにびっくりしますよね。

私のクリニックに来ていただいたらもちろんすぐに検査をして、経過観察できるものであることをお話するのですが、せっかく検診を受けて経過観察ですんでいるのに不安になったりもう一度受診すると検査代もかかるので、もったいないなあと思うこともあります。

中でも、「乳房超音波検査;嚢胞(のうほう)あり 経過観察必要(1年後受診)」というのに不安にならないように、このブログを書いてみました。

検診の経過観察は、要精査(精密検査してください)とは違って、文字どおり、また来年にも検診を受けて経過を観察してください、というくらいの意味合いです。

嚢胞、というのは、乳腺の中にある、乳管という管の一部が袋状になり、中に水がたまった状態をいいます。乳管は、授乳中には母乳がとおる通り道なのですが、授乳していない時も軽度の浸出液が出ることがあります。これがたまっているだけなので、水たまり、と私は呼ぶこともあります。嚢胞、といういかめしい名前より水泡、の方がわかりやすいなと思っています。

女性ホルモンのアンバランスが原因のひとつと考えられていますが、閉経するなどして女性ホルモンの分泌が低下してくると自然に消えることもあり、治療の必要はありません。また、嚢胞は一つだけではなく多くある方もいらっしゃいますが、がん化することはありませんし、がんになりやすい乳腺ということもありませんので心配いりません。

穿刺(注射針を刺して中身の水を抜く)してもいいのですが、翌日にはおそらく元どおりですからあまりお勧めではありません。

ラジオでもお話ししていますが、とにかく心配しすぎてみなさんが不安な一夜を過ごされるのが嫌なのです。もちろん、要精査となっているのに無視してはいけません。
正しい知識と、正しいタイミングでの受診をお願いします!

 

乳がん検診で要精査!あわてずに行動するために。

2018年6月20日

検診の結果は、検診を受けて数週間から数ヶ月後の忘れた頃に届く、ということもあります。

結果をみるのはドキドキしますね。。。

その結果のAとかD2とか、何だろうと思っていませんか?

受診機関によってその定義は様々なようです。統一したほうがわかりやすいのにね。

多くは、Aは何も問題なし Bは問題ないけど経過観察 Dは要精査という感じでしょうか。

皆さん、どのようにこの結果を受け止められているでしょうか?

 

4月ごろにラジオでもお話ししましたが(私はFMいちのみやでラジオ番組をもっています)、この結果と皆さんの感覚にズレがあるように感じています。

もしかすると、みなさんの多くはDの要精査になったら「がんになってしまった!」と思ってしまうのではないでしょうか。要精査の場合はもちろん私のクリニックをはじめ、医療機関にちゃんと受診して欲しいのですが、要精査となったからといって必ずしも強く乳がんをうたがっているわけではない場合も多いのです。

検診の要精査率やがん検出率について、国内外で発表されたデータによると、1000人の女性がマンモグラフィと視触診による乳がん検診をうけると、そのうち30−90人が要精査(つまりD判定など)と言われ、さらに乳がんと言われるのは1−5人です。

要精査となり、クリニックや病院を受診しないといけない方のうち、8人から20人に一人が乳がんと診断されている計算になります。

国ごとの検診の状況の違いから、この要精査率やがん検出率についてはばらつきがありますが、一つ言えるのは、「要精査」「要生検」と言われても本当に乳がんが見つかる方はそのなかでも数パーセントだということです。

慌てず、不安になりすぎず、適切に乳腺専門医のいる医療機関を受診してくださいね。

ほうっておくのは絶対にいけませんよ。

乳がん検診で大事な3つの検査

2018年6月20日

乳がんを見つけるための検査は、1。マンモグラフィ(通はマンモ、と言います)、2。エコー(超音波とも言います)、3。視触診が3つの大切な検査です。

ところで、マンモグラフィの検査はいつごろからあるかご存知でしょうか?
スタッフの子に聞いてみると、「1958年」「10年前」「5年前」など様々な答えが返って来ました。
正しくは、以下のようです。

昭和62年(1987) 乳がん検診の導入 視触診単独
平成12年(2000) 50歳以上に対して視触診に加えマンモグラフィーを併用する
平成16年(2004)  マンモグラフィー検診を原則とする(視触診単独による検診の廃止) 対象を40歳以上;40歳代 2方向撮影、50歳以上 1方向撮影

なんと、2000年からでした!意外と最近ですね。

一宮市では6.7年前にバスで検診していたという噂を受診者のみなさんから聞いて初めて知りました。そのバス達はどこにいってしまったんでしょうね。調べてみます。

それがなくなって検診を受けていないという方も多いみたいですね。これからは私のクリニックがありますよ!

エコーは、精密検査としては有用ですが、一般的な検診としてはまだ意見の分かれるところであり、全員に行う必要性ははっきりしていません。エコーは希望があればお伝えください。また、必要であれば行います。

視触診は必ず行います。たかが視触診、されど視触診。

乳腺や皮膚の状態、リンパ節の状態など得られる情報は多いのです。愛知県がんセンターの師匠が、「視触診は丁寧にするように。得られる情報は大切です」といつも教えてくれていました。

汗をかいているので、とか脇の処理が、と恥ずかしそうにされる方もいらっしゃいますが、そんなことまったく気にしていませんので大丈夫です。乳腺の状態を感じるのに集中していますからね。

検診は午後が比較的空いています。
みんなでお待ちしています!

一宮市の住民検診(乳がん検診)

2018年5月25日

★一宮市では、市内在住の方を対象に乳がん検診の補助をしてくれています。乳がんの早期発見・早期治療のため、できるだけチャンスを逃さず受けましょう!

40歳になったら(昭和52年4月2日ー昭和53年4月1日生まれの方!!)無料クーポンが送られてきます。せっかく無料ですので来てくださいね。その後は2年に一度は定期的に検診を受けましょう。

去年受けてなかったなあ、と思った、40歳以上の女性のあなた!今年は1,000円で受けられますよ。
乳がんは女性にいちばん多いがんです。60代がもっとも多く、40代も次いで多いのです。とはいえ、もちろん50代、70代、80代でも乳がんになる可能性はありますのでお暇を見つけて受診してください。

日本では、年間約9万人が乳がんになり、その数は年々増えています。しかし、乳がんは小さいうちに見つけると、治る可能性の高い病気です。検診をうけましょう。

★持ち物;健康保険証など(年齢・住所が確認できるもの)
健康手帳(お持ちの方はご持参ください。)

  • 健診のほかに診察を受けられた場合は、診察代が必要となります。
  • 健診の結果、詳しい検査や治療を行う場合は別途費用が必要となります。
  • 結果の説明を受ける際には健康保険証をご持参ください。

★内容;問診、視診、触診、マンモグラフィ検査

★対象;平成30年度に40歳以上になる女性

(注)ただし、平成29年度に一宮市の乳がん検診を受けた方は受診できません。
(平成30年度の無料クーポン券対象者は除く。)

★一部負担金;1,000円

次のいずれかに該当する方は、がん検診の一部負担金が免除になります。

  1. 75歳以上の方、または65歳以上で一定の障害があり、後期高齢者医療被保険者証をお持ちの方
  2. 生活保護世帯の方
  3. 市民税非課税世帯の方(世帯全員の方が非課税です)

1に該当する方:医療機関の窓口に後期高齢者医療被保険者証をご提示ください。

2または3に該当する方:手続きが必要ですので、受診する前に保健センターにお問い合わせください。

期間;平成30年5月1日(火曜日)~平成30年12月末 診療時間内

★乳房専用X線撮影装置(マンモグラフィ)を使用しますので、次の方は受診できません。エコーでの検診はお問い合わせください。

  • 妊娠中または妊娠の可能性のある方
  • 授乳中の方
  • 断乳後6カ月以内の方
  • 豊胸手術を受けている方
  • ペースメーカーを装着されている方

乳癌学会参加

2018年5月23日

先週、京都で行われた乳癌学会総会に参加してきました。

水曜の午後と木曜の午前を休診にしたため、ご迷惑をおかけしました。

日本乳癌学会は、1964年に発足し、以降一年に一回の総会を行い乳癌についての発表や会議を行っています。

総会というのは学会の主催する発表会のようなもので、この会で病院や研究所からの新しい知見が発表されたり企業からの新しい機器の紹介がなされたりします。乳癌学会のほかにも、外科学会、日本臨床外科学会、癌学会、癌治療学会などなど、数え切れない学会がそれぞれ学術総会を行っていますが、乳癌に関するもっとも大きな学会は乳癌学会で、もっとも大きな学術総会は乳癌学会学術総会ということになります。

乳癌学会学術総会は、他の学会の会議にくらべ、乳癌を専門とする医師のみならず看護師、技師、患者さんたちも発表や聴講で積極的に参加している学会です。

乳癌について知りたい、学びたい、治したい、という熱い思いの人たちが5000人以上集まり、3日間の会期を朝から夕方の遅い時間まで会場で過ごし、学びます。同じホテルのロビーなどで、偶然顔見知りの先生や看護師さんに会うこともあり、面白いです。

わたしも、研修医だった10年ほど前の、お台場で行われた乳癌学会を皮切りに毎年出席し発表をおこなってきました。最初に出席したときは難しくてよくわからなかったことも徐々にわかるようになり、知り合いも増え、どんどん楽しくなっていきました。

今回は、発表もない参加のみでしたが、様々なセッションに参加したり以前の病院の先生方と話したりと有意義な学会でした。

また、私のクリニックからも看護師と技師が一人ずつ参加し、初めての乳癌学会で大いに勉強してきてくれました。やる気、元気、勇気をもらったみたいです。

これからもみんなで気持ちを新たにして、診療していきます!

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